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2004.08.12

岩倉使節団

 日本という国及び国民は自主性のないダメな存在だと,学生の頃は,思っていた。
 その後,幕末から明治維新の頃のことが記された書物に接するようになり(主には故司馬遼太郎氏の著作物),日本人或いは日本という国は捨てたものではないと思うようになった。
 この頃の人の生き様をみると元気づけられる。
 やらねばならぬと思わされる。
 この時代の先見の明が,今の日本の大きな足がかりとなっていることは明らかだ。

 岩倉具視を団長とする使節団がヨーロッパ訪問を行ったことは,教科書の記載で知っていたが,ふ?んという程度で,特に印象に残る事ではなかった。
 この度,「岩倉使節団という冒険」(泉三郎著・文芸新書・文芸春秋社)という書物を読む機会を得た。よく考えれば,未だ国の行く末が定まらない時期に,岩倉具視,大久保利通,木戸孝允らという重鎮が日本の国を離れるということだけでも大それた事である。日数も632日にも及ぶ(但し,大久保及び木戸は,6ヶ月前に帰国の途についている)。使節団の総勢は48名で他に60名近くの留学生が随行(中江兆民,金子賢太郎,団琢磨,津田梅子[当時8歳・・・6歳?や7歳?と紹介しているものもある])
 訪問先は,アメリカ,イギリス,フランス,ベルギー,オランダ,ドイツ,ロシア,デンマーク,スウェーデン,イタリア,オーストリア,スイスでありその間多くの都市や村落を訪れている(合計120になるようである)。
 勿論,物見遊山ではない。政事・経済・産業・教育・芸術・宗教・娯楽等様々なものについて見聞を深めている。
 この意欲,行動力,尋常でない。

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