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2006.02.07

名は重く,芸は磨かれる

 NHKスペシャルにて,この度,(4代目)坂田藤十郎を襲名した三代目中村鴈治郎氏のドキュメント
初代坂田藤十郎といえば日本史の教科書にもその名があわれる名人であり,江戸の元禄期に上方で活躍した大役者。しかし,その名は3代で中断し,この度230年ぶりの襲名となるとのこと。他方,江戸歌舞伎の名跡市川團十郎が12代目になるのとは大きく異なることとなっているとのこと。
 引き継ぐ者がいなかったということは,その名を背負う者が現れなかったということでもありその名の重さを思わせる。
 藤十郎(鴈治郎)氏73歳。若い。
 その芸を追求する姿は驚異的。
 つい先日,米国の俳優マイケル・ダグラスが自らを語ったインタビュー番組が深夜NHKで放映されていた。その中で,専門家の指導を受けて映画撮影に臨んでいたことが語られていた。超一流の人がさらなる上を目指すための尽力。凄いと思わされていたところなのだが。
  上の人は,その役分を果たすために飽くなき道を行く人達でなければならないようだ。
 扶桑社文庫の「戦後史開封」に,戦後衰退の危機にあった歌舞伎を救ったとされるフォービアン・バワーズ氏のことが記されていて,そのときから歌舞伎というものに興味あり。近時,オペラにかぶりつきつつあるが,日本人として,日本の古典芸能にも関心を持ちたいとも思っていた。そのような折りの番組。益々興味が湧いた。
 昨年末から,車中で「だから歌舞伎はおもしろい」(富澤慶秀著・祥伝社新書・2005年10月)という本を読んでいる(色々な本を併行して読んでいるので,なかなか読み終わらないところが難点)。なかなか読みやすく,文章も優れている。
 時間がいくらでも欲しい。
 
19018

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