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2006.11.12

熱情と静寂のオペラ-指揮者・大野和士の挑戦-

 ベルギー王国の首都ブリュッセルにあるベルギー王立モネ劇場(起源は1695年から?)の音楽監督を務める大野和士氏を取り上げたNHKのドキュメンタリー。
 彼がそのころ挑んでいた,ワグナー作曲のオペラ「タンホイザー」と細川俊雄作曲のオペラ「班女」(三島由紀夫原作)が取り上げられていた。
 前者は有名な作品。しかし,私は,ストーリーさえも殆ど知らず,このドキュメンタリーを見て初めて理解したというお恥ずかしい限り。後者の『班女』は,フランス・エクソン・プロヴァンス音楽祭において,ジュ・ド・ポーム劇場にて2004年7月8日~25日まで上演された作品(世界初演)のようだ(指揮:大野和士,モネ室内オーケストラ)。能のエッセンスを西洋音楽や舞台という異国の道具を用いて表現しようとする意欲的な作品。この作品については,大野氏自身による解説がある(ベルギー在住の日本人の方々が解説されているサイトのようである)。
 なお,細川氏・大野氏の組合せは,06.7.6(木)の大阪フィルハーモニー交響楽団 第400回定期演奏会にて経験あり。

 大野氏。いってますね。
 凄い。
 人は,ここまで入り込むことが出来るのかと思わされると共に,ここまでならなければ多くの人を納得させることが出来ないのだろうと感じ入った。特に音楽,それも曲に対する思い入れと,それをとことん解釈しようとする姿勢。のめり込む,或いは,とりつかれているといってもおかしくないような入れ込みよう。そして,見いだしたものを周りの人に伝えるときには,確信に満ち,揺るぎない世界が。周りは,共感に至り,作品に新たな生命が注ぎ込まれてゆくく。
 そのような生き様を見せつけられると,自らについては人間が全く出来ていないなあととことん自覚せざるを得ない。
 物事を理解し人を洞察すること。立場的には私にも求められていることだろう。大野氏のような生き方を材料として,更に追求していかなければならないと改めて思った次第。
 逆立ちしても到底近寄れない方々。
 多いねえ・・・・・
 でも,そのような存在があるからこそ更に前向きにもなれる。

参照:ラ・トラビアータ(椿姫)(オペラの勧め))

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