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2007.02.22

悲愴

悲愴
いつ以来だか。

追記)23時28分

大阪フィルハーモニー交響楽団
「第405回定期演奏会」
2007年2月22日
指揮:クラウス・ペーター・フロール(Claus Peter Flor)
曲目:モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)
   交響曲第40番ト短調K.550
   チャイコフスキー(Peter Ilyich Tchaikovsky,1840-1893)
   交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」
場所:ザ・シンフォニーホール


悲愴は,3枚目に買ったクラシックのレコードだった。2枚目がベートーベンの第9「合唱」という喜びの1つの頂点だとすると,悲愴は苦悩の1つの頂点を示す作品。中学時代にこのような対する頂点を極めた曲を購入してどんな思いだったのやら。
この「悲愴」を聴くのも何年ぶりになることやら。
私にとって,この曲は安易に聴ける曲ではない。
第1楽章から第3楽章は色々な表情を見せながら,ひたすら第4楽章に向けて突き進んでいく。とてもかっこよい場面もあり,旋律メーカーそして卓越したオーケストレーションの使い手としてのチャイコフスキーの本領を明瞭に見ることが出来る。しかし,4楽章ともなるとそれは音楽の世界を超越している。嘆き,絶望そのものであり,曲ではなく響きしか存在せず消えていく作品である。
チャイコフスキーはこの曲の初演のわずか9日後に急死している。その死については諸説あるのだが,いずれにせよ,個人的には,こんな曲を書いてしまうともうあとはないと思わざるを得ない。,
私が今の道を目指すとき。この曲の第4楽章は一切聴かなかった。聴いても3楽章までだった。そんなことから,特別なことが予定されているときにはこの曲は聴かない。そのため,朝比奈隆指揮の「悲愴」のライブは結局聞きそびれた。
それが「悲愴」に留まらなくなり,今年の1月のため,昨年のモーツアルトイヤーにレクイエムは聴かなかった。マエストロ大植の指揮のヴェルディのレクイエムも聴かなかった。そんなことが続いてしまった。
それだけに,今回,いつ以来という「悲愴」を聴けたとことは貴重な機会だった。

演奏は,確信に満ちたフロールの棒に導かれていた。
1~3楽章はかなり強引に曲を引っ張っており大丈夫?いう感もあったが,指揮者にぶれは全くなかった。場面場面でみれば,ひどく言えば雑という評価も可能かも知れないが,そんなことお構いなしの棒だったのだと思う。そして,考えに考えられて,4楽章に導かれた・・・・・
個人的には,確信に満ちたとても素晴らしい演奏だったと思う。大フィルも振り落とされないようにかじりつきそして熱演していたと思う。

良い曲でありいい演奏だった!

2007年2月15日 (木)「謹告」指揮者・曲名変更のお知らせfrom大阪フィルハーモニー協会

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