« 一駅歩こう、再開? | トップページ | TOKYO MARATHON(東京マラソン)2008募集開始 »

2007.06.20

You Tubeの日本語版の利用規約

googleの傘下に入った「you tube」の日本語版が本年6月19日に公表されていますね。

他人の権利を侵害する投稿が多く存在すると考えられる「you tube」。
このサイトの「利用規約」どのようになっているのかが気になり,「you tube」側の責任に関するいくつかの条項について内容を確認してみた。
http://jp.youtube.com/t/terms

1. お客様の承認
A. このウェブサイト(YouTube.comドメイン名を通じて利用可能な全ての本コンテンツを含めて、「YouTubeウェブサイト」又は「本ウェブサイト」と総称します。)を利用及び/又は訪問することにより、お客様は、以下の契約条件(以下「本サービス条件」といいます。)及びプライバシーポリシー(http://jp.youtube.com/t/privacy)に記載されており、ここに参照され本サービス条件の一部を構成するYouTubeのライバシーポリシーに同意するものとします

→YouTube.comドメイン名を通じて利用可能なコンテンツを含むサイトを訪問するだけで,youtubeが定めたルールに拘束される旨が記載されている。

2. YouTubeウェブサイト
A. 本サービス条件は、本ウェブサイト上の動画コンテンツ、情報及びその他のマテリアル又はサービスの投稿者でもある利用者を含む、YouTubeウェブサイトの全ての利用者に対して適用されます
H. お客様は、その他本サービス条件の条件を遵守するものとします。

→利用者は,約款を遵守しなければならず且つ拘束される。

5. お客様によるサイト上のコンテンツの使用
上記の一般的な制限に加え、以下の制限及び条件は、お客様によるYouTubeウェブサイト上のコンテンツの使用について特に適用されます
G. お客様は、YouTubeウェブサイトを利用する際、種々の情報源からの本ユーザー投稿にさらされること、及び、YouTubeが当該本ユーザー投稿についての又は当該本ユーザー投稿に関連する正確性、利用価値、安全性若しくは知的財産権に対して責任を負わないことを理解しています。お客様は、さらに、お客様が不正確、侮辱的、下品又は不快な本ユーザー投稿にさらされる可能性があることを理解してこれを了承し、これにつきYouTubeに対して有する又は有する可能性のある法的又は衡平法(エクイティ)上の権利又は救済方法を、放棄することに合意してここに放棄し、お客様によるサイトの利用に関連する全事項に関して、法令上最大限可能な限り、YouTube、その所有者/運営者、関係者及び/又はライセンサーを補償し、損害を与えないものとします。

→コンテンツには,人の権利を侵害するものが含まれていることがありますがご了承ください,なおそのコンテンツにより侵害を受けても利用者は,管理者等に対する責任追及を一切しませんとの趣旨となっています。
接続しただけで利用条件に拘束されるとなると,権利侵害の有無を確認するためにこのサイトに接続するだけで,管理者等に対する責任追及ができなくなってしまう?ということまで含むのでしょうかねえ・・・

6. お客様の本ユーザー投稿及び行為
A. お客様は、YouTubeアカウント保有者として、動画コンテンツ(以下本ユーザー動画といいます。)及びテキスト・コンテンツ(以下本ユーザー・コメントといいます。)を投稿することができます。本ユーザー動画及び本ユーザー・コメントは、本ユーザー投稿と総称します。お客様は、当該本ユーザー投稿が公表されているかを問わず、YouTubeはいかなる本ユーザー投稿に関する秘密保持をも保証しないことを理解しています。

→規約上で言いますと,投稿に関する秘密は一切守りません。従って,投稿に関する情報を何時誰にどのような形で提供されても文句を言いませんということなのでしょうか。但し,プライバシーポリシーを定めているのでそれは遵守するのでしょうが(Google プライバシーポリシーYouTube プライバシー ポリシー)。

E. YouTubeは、本ユーザ投稿又はそこに表明されるいかなる意見、推薦若しくは助言を支持するものではなく、YouTubeは、本ユーザー投稿に関連する一切の責任を明示的に放棄します。(この段,以下略)

→読んで字の如く(以下コメントを特に付していないものは同様)。

9. 保証の放棄
お客様は、お客様によるYouTubeウェブサイトの利用は、自己の単独のリスクにおいてなされることに、合意します法令上最大限可能な限り、YouTube、その役員、取締役、従業員及び代理人は、本ウェブサイト及びお客様のその利用と関連して、明示であると黙示であるとを問わず、全ての保証を放棄いたします。YouTubeは、このサイトのコンテンツ又はこのサイトにリンクされている他のサイトのコンテンツの正確性又は完全性につき保証又は表明をせず、(Ⅰ)コンテンツのエラー、誤り若しくは不正確性、(Ⅱ)お客様による我々のウェブサイトへのアクセス若しくはその利用に起因するあらゆる性質の人身被害又は財産的損害、(Ⅲ)我々の安全なサーバ並びに/又はそこに記憶されている一切の個人情報及び/若しくは財務情報への無権限でのアクセス若しくはその使用、(Ⅳ)我々のウェブサイトへの又はそれからの送信の中断又は停止、(Ⅴ)第三者により我々のウェブサイトに向けて又はこれを通じて送信されたバグ、ウィルス、トロイの木馬等、並びに/又は(Ⅵ)あらゆるコンテンツの誤り若しくは脱落につき、又、投稿され、メールされ、送信され又はその他YouTubeウェブサイトを通じて利用可能となったコンテンツの使用の結果により被ったあらゆる種類の損失又は損害につき、債務又は責任を負いません。(この段,以下略)

10. 責任の限定
いかなる場合も、YouTube、その役員、取締役、従業員及び代理人は、保証、契約、不法行為又はその他の法理論に基づくか否かを問わず、また会社が損害の可能性につき助言を受けているかを問わず、(Ⅰ)コンテンツのエラー、誤り若しくは不正確性、(Ⅱ)お客様による我々のウェブサイトへのアクセス若しくはその利用に起因するあらゆる性質の人身被害又は財産的損害、(Ⅲ)我々の安全なサーバ並びに/又はそこに記憶されている一切の個人情報及び/若しくは財務情報への無権限でのアクセス若しくはその使用、(Ⅳ)我々のウェブサイトへの又はそれからの送信の中断又は停止、(Ⅴ)第三者により我々のウェブサイトに向けて又はこれを通じて送信されたバグ、ウィルス、トロイの木馬等、並びに/又は(Ⅵ)あらゆるコンテンツの誤り若しくは脱落に起因する一切の直接的、間接的、付随的、特別、懲罰的又は派生的損害につき、又は、投稿され、メールされ、送信され又はその他YouTubeウェブサイトを通じて利用可能となったコンテンツの使用の結果により被ったあらゆる種類の損失又は損害につきお客様に対して責任を負いません。以上の責任の限定は、適用ある法域における法令上最大限可能な範囲において適用されるものとします。

お客様は、YouTubeが、本ユーザー投稿又はあらゆる第三者の中傷的、侮辱的若しくは違法な行為につき責任を負わず、また、これらによる害悪又は損害のリスクは全てお客様の責任であることにつき特に了承します。

本ウェブサイトは、YouTubeにより、その米国における設備から管理及び提供されています。YouTubeは、YouTubeウェブサイトがその他の地域での利用について適切又は利用可能であることにつき何ら表明いたしません。他の法域からYouTubeウェブサイトにアクセスする又はこれを利用する者は、自己の意志で行うものであり、適用のある現地の法を遵守することにつき責任を負うものとします。

11. 補   償
お客様は、YouTube、その親会社及び関係会社、ならびに、YouTube、その親会社及び関係会社の役員、取締役、従業員及び代理人を、(i)お客様のYouTubeウェブサイトの利用及びこれへのアクセス、(ii)お客様による本サービス条件の違反、(iii)お客様による第三者の権利の侵害(あらゆる著作権、財産権又はプライバシー権を含みますが、これに限られません。)、又は、(iv)お客様の本ユーザー投稿のいずれかが第三者に対して損害を及ぼしたとのクレームから発生した、全ての請求、損害、義務、損失、債務、費用又は負債及び経費(弁護士報酬を含みますが、これに限られません。)について、防御し、補償し、損害を与えないことに合意しますこの防御及び補償の義務は、本サービス条件及びお客様によるYouTubeウェブサイトの利用の終了にかかわらず、引き続き有効であるものとします

14. 一   般
お客様は、(i)YouTubeウェブサイトが、カリフォルニア州のみを拠点とするとみなされること、及び(ii)YouTubeウェブサイトが、カリフォルニア州以外の法域で、特別又は一般的であるとを問わず、YouTubeに対して人的管轄権を生じさせない、受動的なウェブサイトとみなされることに合意します。

→要するに,カリフォルニア州以外での裁判管轄権は生じませんということを言いたいのですね。

本サービス条件は、カリフォルニア州の抵触法の原則を顧慮することなくカリフォルニア州内の実体法に準拠します。

→カリフォルニア州法が,仮に他の州或いは外国の法律の適用を認めていることがあったとしてもそれを排除し,カリフォルニア州内における州法(カリフォルニア州法)のみにて解決されるということですね。

全面的又は部分的にYouTubeウェブサイトから生じる、お客様とYouTubeとの間のクレーム又は紛争は、カリフォルニア州サンマテオ郡所在の管轄権ある裁判所により専属的に判断されるものとします。

→YouTubeに関する裁判は,カリフォルニア州サンマテオ郡にある裁判所でのみの裁判となります。それ以外の裁判所での裁判は致しません。ということですね。カリフォルニア州サンマテオ郡というのはどこにあるのでしょうか??そんなところで裁判するとなれば大変。

お客様及びYouTubeは、YouTubeウェブサイトから生じる又はこれと関連する訴訟原因は、当該訴訟原因が生じてから一年以内に開始されなければならないことに合意します。そうでない場合は、当該訴訟原因は永久に禁じられかかる訴訟原因に基づく法的手続きを行うことはできないものとします

→訴訟を起こしうる事由があっても1年以内に裁判をしなければならず,その期間を過ぎると永久に訴訟手続きできません,ということですね。

(他の条項もそうなのですが)予想どおり,you tubeに圧倒的に都合の良い内容ばかりですね(笑)。
さて,このようなものに拘束されるのや否や。
被害を受けた方が消費者であれば,「消費者契約法」等の内容から考えると,この約款の内容全てに拘束されるとは考えにくい。しかし,何しろ米国の会社なので,訴訟等となれば実際問題としては権利行使が大変ですね。
企業についていうと,もっと大変。
結局,そういうことでyou tubeが成り立っている面があるのでしょうね。

|

« 一駅歩こう、再開? | トップページ | TOKYO MARATHON(東京マラソン)2008募集開始 »

法律関連」カテゴリの記事