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2007.08.24

平成19年07月26日判決(東京地裁)医事事件請求棄却

平成16(ワ)17033損害賠償請求
平成19年07月26日判決
東京地方裁判所民事第14部
医療事件
請求棄却

平井利明のメモ

原告の子(患者)が,
被告の開設する病院に入院して,
総胆管結石の検査及び切石(摘出)のためにERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影法)及びEPBD(内視鏡的乳頭バルーン拡張術)による処置を受け,その処置後に急性膵炎を発症して死亡したことにつき,
原告が,その死亡は,同病院の医師において,患者に対し,
①上記処置に先立ち急性膵炎発症の危険があることなどを説明すべき義務,
②ERCPにおける手技上ないし実施上の義務,
③急性膵炎の治療上の義務
(<ア>蛋白質分解酵素阻害薬・抗菌薬持続動注療法を早期に実施すべき義務,
<イ>CHDF(持続的血液濾過透析),SDD(選択的消化管除菌)を実施すべき義務,
<ウ>外科手術を実施すべき義務,
<エ>絶飲食管理をすべき義務,
<オ>患者を仰臥位にする前に胃液を吸引すべき義務及び
<カ><ア>ないし<ウ>に関する説明義務)を負っていたにもかかわらず,これらの義務を怠ったことによるものであり,仮にその死亡は避けられなかったとしても,上記③<カ>の説明義務違反により患者の自己決定権が侵害された
と主張して,被告に対し,債務不履行ないし不法行為(使用者責任)に基づいて,慰謝料等の損害金及びこれに対する患者の死亡日からの民法所定の割合による遅延損害金の支払を求めている事案

[原告の請求]
被告は,原告に対し,金1億1533万2142円及びこれに対する平成14年1月9日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。

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