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2007.09.01

田園の日(大植氏・大フィル,ベートーベンチクルス第2夜)

昨夜は,大植英次氏と大阪フィルハーモニー交響楽団によるベートーベン作曲の交響曲の連続演奏会第2弾(第4番,第5番,第6番)だった。

個人的にどうしても聞いてみたかった曲は第6番だった。

大阪フィルハーモニー交響楽団創立60周年記念公演
大植英次
ベートーヴェン交響曲全曲演奏会Ⅱ
指揮:大植英次
演奏:大阪フィルハーモニー交響楽団
場所:ザ・シンフォニーホール
日時:2007年8月31日19時~


まず,第4番。
印象。この曲は難しい。
この曲を感動的に聴かせることが出来ればたぶん世界でもトップクラスのオーケストラなのだろうと思わせる作品。
あまり華やかさが無いところに,とてもとても細かい表情が多様に接続された作品。
この曲を魅せるためには,このごちゃごちゃ感をどのようにしてすっきりと聞かせるのか・・・・・極めて高度な演奏技術を要求されるのだろう。
そして,この曲は,ベートーベンのシンフォニーの中で一番美しい音色が必要な曲なのだろうとも感じる。
そう思うと,正直,大フィルの演奏であってもなかなかこの曲を感動的にまで持って行くことは,まだまだ難しいのかな・・・と。

第5番
このようながっちりとした曲は大フィルの得意とするところでもあり,実際,良い演奏だったと思う。
特に第2楽章は冒頭から美しかったねえ,・・・・・感嘆
でも,演奏に入りきれなかったんだよね・・・・・
あまり他人のことは言いたくないんだけど,隣席の方が,音楽に合わせて指揮らしきことをやっておられた。それもテンポがずれている・・・・
気にしないでおこうと思っても目にはいるのでどうしても気になる。特に,ずれていることもあって・・・・
両目を閉じたり,片目を閉じたりと努力したけど・・・音楽には入りきれなかったね。
個人的な趣味なのかも知れないが,残念
申し訳ないけど,演奏後に指摘をさせていただいた。

第6番
2004年4月29日(木)田園
Bruno=Walter(ブルーノ=ワルター)指揮のBeethoven「田園交響曲」(Symphony№6)のCD盤を聴いたときの衝撃から始まる私の「田園」礼賛。
6番は,音を聴いて人を嬉しい気持ちにさせるという面も大きいが,それ以上に,「うれしい」という気持ちを音をもちいて率直に表現している点がすごい。この感情を,美しい旋律とそれ以上にすばらしい内声部における動きやリズムが表現している。
それが最高に現れる部分が第5楽章。
嵐のあとの喜びがリズムをもって表現される。この表情付けが,Bruno=Walter盤では絶品。
ベートーベンの作品は,まずその力強さで人を惹きつける。このことはもの凄いことだと思う。でも,更に色々な作品を聴いて思うことは,その表情の付け方が圧倒的にすばらしい。
ベートーベンの作品を本当に良く聴かせるためには,ベートーベンが色づけした表情をどのように魅せていくのか,このことにつながっていくように思えてならない。
交響曲でそのことを最も問われる作品は第6番だと思う。
そんな,想いをもって聴いていた。
細かい部分では,もうちょっと表情つけてよ!なんて思う部分があったものの,個人的には,全体として非常にレベルの高い演奏だったと思った。
第5楽章は,喜びと感謝と祈りの楽章。
知識が無くとも,音楽を聴いていれば,音楽と演奏がそのことを感じさせるだろうと思う。
この楽章の最後の1音が鳴り終えたとき。曲を感じていれば,多分そのあとには空間を感じ,その空間で,自然と人はそれぞれ心中で何かを思うのだろう。。
聴き終えて,私は,すぐには拍手が出来なかった。
別に,曲の知識としてというものではなく,曲を聴いていてそう感じたからに過ぎない。この曲そして今日の演奏は,最後の余韻にこそ最高のときがあるのだろうなんて思いながら。

でも,これはあくまで私の感じ方であって,
人の感じ方は様々(笑)
最後の1音を聴いた瞬間に感動の最高潮という感じ方もあったのだろう・・・・・


交響曲第4番変ロ長調 作品60(楽譜のサイト
第1楽章 Adagio
第2楽章 Adagio
第3楽章 Allegro vivace
第4楽章 Allegro ma non troppo

交響曲第5番ハ短調作品67(楽譜のサイト
第1楽章 Allegro con brio
第2楽章 Andante con moto
第3楽章 Allegro-attacca
第4楽章 Allegro

交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』(楽譜のサイト
第1楽章「田舎に到着して晴れ晴れとした気分がよみがえる」
Erwachen heiterer Empfindungen bei der Ankunft auf dem Lande.
第2楽章「小川のほとりの情景」
Szene am Bach.
第3楽章「農民達の楽しい集い」
Lustiges Zusammensein der Landleute.
第4楽章「雷雨、嵐」
Gewitter. Sturm.
第5楽章「牧人の歌・嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気分」
Hirtengesang. Frohe und dankbare Gefuhle nach dem Sturm.

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