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2007.12.13

平成19年12月04日最高裁判所第三小法廷決定(賃借権の譲渡申立に関して)

平成19年12月04日最高裁判所第三小法廷決定(賃借権の譲渡申立に関して)

事件番号 平成19(許)3賃借権譲渡許可並びに建物及び土地賃借権譲受許可申立て却下決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=35465&hanreiKbn=01
平成19年12月04日最高裁判所第三小法廷決定 

原審
東京高等裁判所平成18年12月15日   
平成18(ラ)1494

裁判要旨
賃借権の目的である土地と他の土地とにまたがって建築されている建物について,借地権設定者が,借地借家法19条3項に基づき,自ら当該建物及び賃借権の譲渡を受ける旨の申立てをすることは許されない。

決定文(裁判所サイト)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20071207113739.pdf

主文
本件抗告を棄却する。
抗告費用は抗告人の負担とする。

決定文より
『借地権者が,賃借権の目的である土地と他の土地とにまたがって建築されている建物を第三者に譲渡するために,借地借家法19条1項に基づき,賃借権の譲渡の承諾に代わる許可を求める旨の申立てをした場合において,借地権設定者が,同条3項に基づき,自ら当該建物及び賃借権の譲渡を受ける旨の申立てをすることは許されないものと解するのが相当である。』
『なぜなら,裁判所は,法律上,賃借権及びその目的である土地上の建物を借地権設定者へ譲渡することを命ずる権限を付与されているが(同項),賃借権の目的外の土地上の建物部分やその敷地の利用権を譲渡することを命ずる権限など,それ以外の権限は付与されていないので,借地権設定者の上記申立ては,裁判所に権限のない事項を命ずることを求めるものといわざるを得ないからである。』

平井利明のメモ

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