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2008.02.20

医療事件の打合せについての回答

医療事件において医療機関側が対応するとなれば
相当の時間を要することが実情である。
「カルテの翻訳」
「診療経過一覧表の作成」
「原告側から出される各書面についての検討」
「陳述書の作成」
「証人尋問への出頭」
「弁護士との打合せ」
「院内の打合せ」
等々
これらの作業等のために膨大な時間を費やすことになる。
そして,医師不足が現実の問題と化している現在において
これらの作業のために日常業務が免除されることは基本的にない。

打合せのために,ある病院に勤務する医師に打ち合わせ日時の打診を行ったところ
次のような旨の回答があった。

・・・・・・・・・・・・・・・
『来年度、当院は深刻な医師不足に陥り、どうなるか予想がつきませんが、何とかなると思います。』
・・・・・・・・・・・・・・・

日夜,多くの方々の生命を守るために献身されておられる方々の時間を奪うことは実に忍びないことである。
その時間があれば,多くの方々のためにその時間を使うことが出来るのにと思うことは少なくない。
しかし,訴えられた以上,どんな内容の訴訟であってもそれへの対応を余儀なくされる。そして,医療機関側の言い分が最終的に容れられることとなっても,要した時間は戻らない。
このように費やされる時間は,個々の医師の問題だけではなく,国民的な問題でもあろう。

このような時間に関する調査は,大規模に行われて良いのではないかと個人的には思っている。

平井利明のメモ

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