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2008.03.02

平成20年02月25日知的財産高等裁判所判決(プロ野球選手による肖像権に基づく使用許諾権不存在確認請求に関する控訴事件)

平成18(ネ)10072肖像権に基づく使用許諾権不存在確認請求控訴事件
平成20年02月25日知的財産高等裁判所判決

http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=07&hanreiNo=35891&hanreiKbn=06

判決文(裁判所サイト)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080229163349.pdf

判決文より

主文
1 本件控訴を棄却する。
2 控訴費用は控訴人らの負担とする。

事実及び理由
第1 控訴の趣旨
1 原判決を取り消す。
2 別紙当事者目録記載の各被控訴人は,それぞれ対応する別紙関係目録記載の
各控訴人との間において,プロ野球ゲームソフト及びプロ野球カードについ
て,同各控訴人の氏名,肖像を第三者に対し使用許諾する権限を有しないこと
を確認する。
3 訴訟費用は,第1,2審を通じて被控訴人らの負担とする。

「本件訴訟は,プロ野球選手である控訴人(一審原告)らが,所属の球団である各被控訴人(一審被告)らに対し,プロ野球ゲームソフト及びプロ野球カードについて,平成17年12月から平成18年1月にかけて更新された平成18年度の各選手契約に基づき,各被控訴人らが第三者に対して各控訴人らの氏名及び肖像の使用許諾をする権限を有しないことの確認を求めた事案である。」
「一審の東京地裁において争点とされたのは,(1)野球選手契約に用いられる統一契約書16条に相当する契約条項(「本件契約条項」)により,選手らの氏名及び肖像の商業的利用権(パブリシティ権)が球団に譲渡され又は独占的に使用許諾されたか,(2)本件契約条項による契約は不合理な附合契約であり民法90条に違反し無効であるか,(3)本件契約条項は私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(以下「独占禁止法」という。)2条9項5号に基づく一般指定14項の優越的地位の濫用又は13項の拘束条件付取引に当たる行為であって公序良俗に反するか,であった。」
「これにつき原審の東京地裁は,平成18年8月1日,(1)本件契約条項により,選手が球団に氏名及び肖像の使用を独占的に許諾したと解される,(2)本件契約条項は不合理な内容の附合契約とはいえず民法90条に違反しない,(3)本件契約条項は独占禁止法2条9項5号に基づく一般指定14項,13項にも当たらないから公序良俗に反することはない等として,控訴人らの請求をいずれも棄却した。そこで,一審原告たる控訴人らは,これを不服として本件控訴を提起した。」
「当審においては,前記争点のほか,本件契約条項が独占禁止法2条9項1号に基づく一般指定1項2号の共同の取引拒絶に該当し無効であるかどうかも争点とされれた。」

平井利明のメモ

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