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2008.06.12

社団法人大阪フィルハーモニー協会から大阪府に対する補助金等継続の陳情

2008.06.04

社団法人大阪フィルハーモニー協会のサイトに

「大阪府の補助金等 継続の陳情書について

先般、大阪府の改革プロジェクトチームから「財政再建プログラム試案」が示されました。それに対し、大阪フィルは下記のとおり陳情いたしました。
皆様のご理解とご支援を、宜しくお願い申し上げます。」

との内容の掲載あり。

いちファンとして、支援の廃止が撤回されることを強く望むものです。

平井利明のメモ

(大阪フィルハーモニー協会のサイトからの転載)
http://www.osaka-phil.com/news/detail.php?d=20080604

2008.06.04
大阪府の補助金等 継続の陳情書について

先般、大阪府の改革プロジェクトチームから「財政再建プログラム試案」が示されました。それに対し、大阪フィルは下記のとおり陳情いたしました。
皆様のご理解とご支援を、宜しくお願い申し上げます。

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大阪府知事 橋下 徹 様
大阪府議会議長 岩見 星光 様

補助金ならびに貸付金継続のお願い

先般、大阪府の改革プロジェクトチームから「財政再建プログラム試案」が示されました。大阪センチュリー交響楽団を始め、文化行政にかかわる分野でも、補助金等の廃止や削減が検討されています。
当大阪フィルにつきましても、平成21年度から補助金(20年度6300万円)と貸付金(同6000万円)が共に廃止されるとの方針が示されています。
大阪フィルは、昭和22年に故朝比奈隆を中心に「関西交響楽団」として結成以来、地元大阪を中心に60年間地域の皆様の暖かいご支援、ご声援をいただき文化振興のため活動してまいりました。
関西交響楽団時代(昭和22年~34年)は、いち早く、指揮者の朝比奈隆が第1回の大阪府芸術賞を頂きました(昭和25年)。この賞は、楽団の重鎮、伊達三郎(26年)、大栗 裕(32年)にも授与されました。また、協会理事長の鈴木 剛は26年に「大阪府なにわ賞」を授与されました。その後、指揮者の秋山和慶は大阪芸術賞を(平成3年)、また、大植英次現音楽監督には、平成18年度の大阪芸術賞特別賞が贈られたのは、記憶に新しいところです。
楽団の活動では、昭和25年に大阪府民劇場が始まり、第1回の演奏会に出演したのを皮切りに、関西交響楽団の定期演奏会は,府民劇場の指定公演となり、以後多くの府民劇場演奏会に出演しました。特に、昭和40年代からは、朝比奈隆指揮の<第9>の演奏会が行われ、堺、高槻,茨木、泉大津、枚方、箕面、泉南、豊中、池田、寝屋川などで、合唱の参加者や多くの聴衆に感銘を与えたものでした。その他、大阪府内のほとんどの市や町で演奏会を開き、多くの方々にオーケストラの響きを伝えております。
昭和26年から30年にかけての毎年、11月3日に大手前会館で開かれた、「大阪府民芸術祭祝典」での楽団の演奏会は当時大阪府が無料で演奏会に府民を招待するという画期的な催しでした。
また、学生生徒への音楽普及のため、低料金で多くの「音楽教室」を開催してまいりました。20年来毎年開催の市岡高校はじめ、大阪府立の天王寺高校、三国丘高校、狭山高校、高石高校、長野高校、堺工業高校などが常連でした。そのほか、私立高校でも数多く活動しており、学生に素晴らしい音楽を聴いていただく機会はこれからも続けてまいります。
さらに、昭和55年から行ってまいりました、3度の欧州とアメリカ・カナダ、アジアの海外演奏公演では、常に音楽の親善大使として「オオサカ」の名前を多くの人々にアピールしてまいりました。昭和45年の大阪万国博覧会では、多くの国からの依頼にもとづく演奏会や、大阪各地での演奏会に出演いたしました。
近年は、音楽監督、大植英次の指揮により、クラシック音楽を身近に聴いていただくために、大阪城に1万人の大観衆を集めての野外コンサートや、御堂筋を中心に1週間、60回の演奏会を開き、聴衆の開拓に努めるとともに、音楽の楽しさをアピールいたしております。
大阪府からの貴重な補助金は昭和35年に大阪フィルに改組した当時から毎年欠かすことなく頂いており、また、貸付金についても大阪フィルの財政基盤安定のため、平成14年から毎年ご支援いただいており、楽団の運営には不可欠の資金となっております。これらが今回廃止されるようなことになれば、楽団の存亡にも関わることとなり、大阪を代表し、そして大阪府民の心を支える文化の灯りの一つが消え行くのではないかと大変憂慮いたしております。
大阪フィルといたしましては、より一層の経費削減や安定した収入の確保等の自助努力を重ねつつ、今後とも府民に誇れるオーケストラとして、ますます努力を重ねてまいりたく存じますので、何卒、補助金および貸付金の継続を、切にお願い申し上げます。

平成20年5月14日

社団法人 大阪フィルハーモニー協会
       理事長  小林庄一郎

平成20年6月2日
大阪府知事  橋下 徹 殿
 
補助金ならびに貸付金継続の再度のお願い

大阪府の財政再建プログラム試案について、5月30日に知事と生活文化部との公開論議が行われました。
 5月31日付朝日新聞の報道によると、知事は「行政に携わったり、財界の人だったり、そういう層は、オーケストラとか美術だとか何とか言うが、お笑いの方が大阪は根付いているというのが素朴な感覚」と述べたといわれています。
 5月14日付の私どもの陳情書でも申し上げましたが、大阪フィルにとりまして、昭和22年以来60年余、大阪の顔として音楽文化を守り続けた演奏する楽団員、指導者、支援を続けてこられた理事者等の関係者、それにも増して、常に演奏会を通して支えて頂いた多くの聴衆者など、先駆者の苦労は一方ならぬものがありました。多くの府民、市民の思いが現在の大阪フィルを育て、築いて来たものと言っても過言ではありません。60余年の活動を大阪には根付いていないと言われることは、怒りどころか悲しい思いです。
 更に知事は「半分は事業収入、4分の1は府民からの支え、残り4分の1は公費補助の枠組みでという活動を期待する」と言われています。
 この数字はまさに大阪フィルの現状と一致するものです。長い間、オーケストラの経営を模索した賜物であります。
ちなみに平成19年度の決算数字は、全体収入1.206百万円の内
 ・事業収入 51.6%(622百万円)
 ・会費、寄付金など民間からの収入  24.4%(295百万円)
 ・公的補助金 24.0%(289百万円)
  <国 9.2%(111百万円)>
  <府 5.7%( 68百万円)>
  <市 9.1%(110百万円)> となっております。
平成21年度からは、大阪府からの補助金5.7%(68百万円)が貸付金(60百万円)とともに廃止される案が出されていますが、大阪フィルにとりましては、不可欠の資金であり、廃止されれば運営に大きな支障となることは明白であります。
何卒、補助金および貸付金の継続を切にお願い申し上げます。
 
社団法人 大阪フィルハーモニー協会
理事長 小林庄一郎

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