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2008.09.23

平成20年09月12日最高裁判所第二小法廷判決(運行共用者関連)

平成19(受)1040損害賠償請求事件
平成20年09月12日最高裁判所第二小法廷判決

【破棄差戻し】

原審
名古屋高等裁判所平成19年03月22日判決 
平成18(ネ)896

裁判要旨
Xの友人Aが,Xの父親B所有の自動車を運転してバーに赴いたXと飲酒をした後,寝込んでいるXを乗せて同自動車を運転し,追突事故を起こした場合において,Bが自動車損害賠償保障法3条にいう運行供用者に当たるとされた事例

http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=36810&hanreiKbn=01

判決文(裁判所サイト)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080912112156.pdf

判決文より
「これらの事実によれば,上告人は,Bから本件自動車を運転することを認められていたところ,深夜,その実家から名古屋市内のバーまで本件自動車を運転したものであるから,その運行はBの容認するところであったと解することができ,また,上告人による上記運行の後,飲酒した上告人が友人等に本件自動車の運転をゆだねることも,その容認の範囲内にあったと見られてもやむを得ないというべきである。そして,上告人は,電車やバスが運行されていない時間帯に,本件自動車のキーをバーのカウンターの上に置いて泥酔したというのであるから,Aが帰宅するために,あるいは上告人を自宅に送り届けるために上記キーを使用して本件自動車を運転することについて,上告人の容認があったというべきである。そうすると,BはAと面識がなく,Aという人物の存在すら認識していなかったとしても,本件運行は,Bの容認の範囲内にあったと見られてもやむを得ないというべきであり,Bは,客観的外形的に見て,本件運行について,運行供用者に当たると解するのが相当である。」
「そして,上告人がBに対する関係において法3条にいう「他人」に当たるといえるかどうか等について更に審理を尽くさせるため,本件を原審に差し戻す」

平井利明のメモ

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