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2009.04.24

公然わいせつと家宅捜索

人気男性タレントが午前3時頃公園で裸で大声を出しているところを逮捕されたとの報道がなされている。報道によれば,そのようなことに至ったことには飲酒が大きく関係しているようである。
酩酊状態となったことの是非はともかく,そのような状態でどの程度の判断能力があったのだろうか。刑法上の疑義は残る。
また,裸になって叫ぶことが,従来からいわれている猥褻概念に合致するのかどうか,これも考えてみると,かなり難しい面があるようにも思われる。
それらはおくとして,
自宅の捜索が行われたとのことである。
本件における公然わいせつの罪の捜査のために,なぜ,自宅の強制捜索が実施されたのやら?全く不可解
(念のためにいうと,尿検査の結果,酩酊は薬物によるものではないと報じられている),
裁判所の発する令状により捜索が行われたはずであるが,このような事案では,常識的には,自宅を捜索する令状を発布する必要性があるとは到底思えないのだが。
このような事案ですら令状を発することについて裁判官にどの程度の躊躇があったのだろうか?
何からの犯罪を行った者は,その理由如何を問わず,自宅を捜索されても仕方がないとの発想が基本的にあるのだろうか?

刑法
(公然わいせつ)
第174条 公然とわいせつな行為をした者は、6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

刑法
(心神喪失及び心神耗弱)第39条 心神喪失者の行為は、罰しない。
2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

刑事訴訟法
第212条 現に罪を行い、又は現に罪を行い終つた者を現行犯人とする。
2項(略)

刑事訴訟法
第218条 検察官、検察事務官又は司法警察職員は、犯罪の捜査をするについて必要があるときは、裁判官の発する令状により、差押、捜索又は検証をすることができる。この場合において身体の検査は、身体検査令状によらなければならない。
2ないし5 (略)

平井利明のメモ

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