« 東京マラソン2010/8月1日(土)~ランナー募集開始!,だそうです。 | トップページ | 平成21年05月25日大阪地方裁判所第14刑事部(インサイダー取引関連) »

2009.07.22

区分けの難しいものについての解釈

 危険負担や債務不履行等に関連する「責めに帰することができない事由」(責めに帰すべき事由の対義語とも言えよう)と不可抗力との関連性を,具体的に示すことは容易ではない。

 また,無過失責任である例えば瑕疵担保責任について(無過失責任を緩和させる法律上の理屈である)不可抗力の抗弁は成り立つのか。仮に成り立つとすればどのような場合なのか,と言ったようなことを具体的に説明することも容易ではない。

 もっとポピュラーなところで言えば,債務不履行責任と瑕疵担保責任の違いを明瞭に説明することも困難である(要件,効果等)。

 このように説明が容易でないものは,実は,民法上において満ちあふれているように感じる。

 実務的な感覚から言えば,契約書や約款等を作成して,これらの点を契約条項として整理して規定してしまえば,上記不明な問題を解消させるという処理が不可能ではない。
 
 しかし,そのように契約書によって回避することができないような場合,例えばロースクールでの授業等において,実際の解釈を示すように求められるとすればかなりシビアなことである。

平井利明のメモ

|

« 東京マラソン2010/8月1日(土)~ランナー募集開始!,だそうです。 | トップページ | 平成21年05月25日大阪地方裁判所第14刑事部(インサイダー取引関連) »

法律関連」カテゴリの記事