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2009.09.14

労働局のあっせん手続

先日は,労働局における紛争調整委員会によるあっせん手続に会社側の代理人として臨んだ。
このあっせん手続は,平成13年10月1日に施行された「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」に基づくもので,個別労働関係紛争の解決のための裁判以外のの紛争解決の制度の一つ。
普通何らかの申立をする場合には費用を要するのだが,あっせんの申立には申立費用を要しないので経済的にはかなりリーズナブルな制度といえる。
裁判を提起する場合には,裁判所に納める費用(印紙)だけでなく,手続的(地位の保全手続を行うか否か等)或いは理屈論等にかなり難しい要素が含まれるため,事実上弁護士に事件処理を依頼をせざるを得ず,経費的にある程度の覚悟が必要となることが多いと考えられることと比較すると,手続に関する費用の面では大きな差があるといえる。
また,訴訟は,対立当事者がお互いの主張を書面で闘わせてというシビアな進行が必然的なものとなるが,あっせんは,その基本は話し合いによる解決を目指すものであり,その意味でも,柔軟な解決を模索することが可能な場合が少なくないと言える。

この度私が関わったのは,複数の事件から成るのだが,関係者のご理解及びご尽力があって,いずれも話し合いにて合意に至り全面的な解決となった。

双方が納得できそうな着地点についての考え方を示し,その点のご理解・ご納得を頂き,その結果最終的な合意に至るということは,話し合いの解決を模索する際,最高のことと言える。
ただし,そのような域に達することは容易ではなく,私もまだまだ修業すべきことがある。

平井利明のメモ

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