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2010.02.08

法めも:譲渡権@著作権法

第二十六条の二  著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。以下この条において同じ。)をその原作品又は複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。以下この条において同じ。)の譲渡により公衆に提供する権利を専有する。

2  前項の規定は、著作物の原作品又は複製物で次の各号のいずれかに該当するものの譲渡による場合には、適用しない

一  前項に規定する権利を有する者又はその許諾を得た者により公衆に譲渡された著作物の原作品又は複製物

二  第六十七条第一項若しくは第六十九条の規定による裁定又は万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律 (昭和三十一年法律第八十六号)第五条第一項 の規定による許可を受けて公衆に譲渡された著作物の複製物

三  前項に規定する権利を有する者又はその承諾を得た者により特定かつ少数の者に譲渡された著作物の原作品又は複製物

四  国外において、前項に規定する権利に相当する権利を害することなく、又は同項に規定する権利に相当する権利を有する者若しくはその承諾を得た者により譲渡された著作物の原作品又は複製物

(定義)
第二条
5  この法律にいう「公衆」には、特定かつ多数の者を含むものとする。


メモ:
 結構複雑な内容になっています。要は,例えば本や音楽CDなどの所有者であっても,有償無償を問わずそれを不特定の方あるいは大勢の方を対象として譲り渡す際には,著作権者の了解を得ることが原則であるということです。
 ただし,その音楽CDが正規に店で売られていたものを買ったものであったような場合には,その購入してきた音楽CDを,大勢の方を対象として譲り渡す(転売する)ことはありません。
 従いまして,例えば,店で買ってきた本(新刊書)を,古本屋(これは不特定多数の人を相手に販売することになります)に持って行って売ったりする場合には,著作権者の了解がなくても,本を買ってきた人が,譲り渡したりすることが出来るlことになります。
 なお,映画(映画のDVD等)は,別途,特殊な規制を受けます(「譲渡」ではなく「頒布」として規制されていますので,頒布に関する条文を見る必要があります)

平井利明のメモ

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