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2010.04.02

経験を要すると言えば

 弁護士の仕事は,物を対象とするものではなく,あくまで人への関与となる。従って,人を理解することが不可欠である。
 この人を理解することは,知識だけでは無理がある。
 独身時代に,離婚事件を扱うことは,正直なところかなり無理があった。理屈では破綻すれば離婚原因となるということはわかっていても,何が破綻なのかは理解することが困難である。また,別れたいとは言うものの,本心はそうでないような場合も多く,その人の真意を理解することが不可避である。
 しかし,この理解のためには,やはりそれなりの社会生活及び社会経験が必要となる。「いやよいやよも好きのうち」なんて言われることもあるが,本当に嫌なのかそうでないのかは,経験してみないとわからない(笑)
 その意味で,結婚生活を送り,子育て等をすることによって,初めて見えてきたものは少なくない。
 何事においてもそうだとは思うが,人の争いごとに首を突っ込んでそれを解決しようとする弁護士は,その関係者を理解及び納得させることがより強く必要となると言えるが,そのためには,どんな経験でも役に立つものだと強く実感する(例えば,無為にぼーっとしていることですら,役に立つ・・・・・人はどんな時にそのような状況になるのか等)。

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平井利明のメモ

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