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2010.08.09

風姿花伝(風姿花傳)

能楽を大成させた世阿弥が著した書
一般的には「花伝書」と呼ばれている。

「そもそも,風姿花傳の條々,大方,外見の憚り,子孫の庭訓のために記すといえども,ただ望む所の本意とは,當世,この道の輩をみるに,藝の嗜みは疎かにて,非道のみ行じ,たまたま當藝に至るときも,ただ一夕の見證,一旦の名利に染みて,源を忘れて流れを失う事,道既に廃る時節かと,これを歎くのみなり。しかれば,道を嗜み,藝を重んずる所,私なくば,などかその徳を得ざらん。殊さら,その藝,その風を継ぐといえども,自力より出づる振舞いあれば,語にも及び難し。その風を得て,心より心に傅はる花なれば,風姿花傳と名附く。」

用いられている言い回しは古いものであることから理解するに容易ではないが,難解すぎるというものでもない。しかし,内容的に難しい。平易な例を以て説明がなされているのだが,それでも凡人には解しがたい所が多い。それでも何度か目を通していると,何となく意味のわかってくる個所がある。面白い。

解説によると,「風姿花伝」は一子相伝の書として遺されたものであったことから,明治42年に学会に紹介されるまで世人が触れることのできないものであったとのこと。

平井利明のメモ

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