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2010.11.12

入院してても学びたい「病弱教育の現状と課題」

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
研究員西牧謙吾氏

大阪弁護士会館にて

入院をしている等病気のために学校等に通えない等の子どもに対してどのようにして教育が可能であるのか?
国のシステム・制度がどのようになっているのか?
このようなことは,一般的には知られていないことのように思う。

・特別支援学校
・特別支援学級
「傷害の比較的軽い子どものために小・中学校に障害の種別ごとにおかれる少人数の学級(8人を上限)であり,知的障害,肢体不自由,病弱・身体虚弱,難聴,言語障害,自閉症・情緒障害の学級がある。
・通級による指導
「小中学校の通常の学級に在籍している障害の軽い子どもが,ほとんどの授業を通常の学級で受けながら,障害の状態等に応じた特別の指導を特別の場(通級指導教師)で受ける指導形態である。通級の対象は,言語障害,自閉症,情緒障害,学習障害(LD),注意欠陥多動性障害(ADHD),弱視,難聴など(病弱身体虚弱も含まれる)である。なお,特に「通級による指導」は,「病気」では殆ど利用されていないのが実態であるようだ。

ところで
平成21年3月31日までの1年間に小学校を30日以上欠席した「不登校」は約2万3000人あったとのことだがそれ以外に病欠の子が約2万2000人あったとのこと。
更に,最近は入院期間が短期化している傾向がある中で,入院中及び退院後学校に戻るまでの間に教育を受けることが出来ない子が多数あるというのが社会的実態のようだ。
ある程度の日数授業を受けないと,ついて行けなくなってしまう。
そうすると,子どもに,学習へ向けての意欲が無くなってしまう。このようにならないことが大事とのこと。
確かに,自分のかつての経験を思い起こすと,風邪で数日休んだだけで授業について行けなかったことは確かにあった。このような経験は多くの方々が共有していることだろう。ある程度の期間に及べば,それは将来的に大変な影響を及ぼすであろうことは容易に想像が出来る。このような問題を,有効にフォローしていく方策を考えることは重要なことだと思う。

なお,
病弱の子どもたちに対応する制度や運用は多々あるようだが,教育現場の多くが病弱等の児に対して用意されているシステムを知らないことが実情であるとのこと。

そのような方をも含めて,
制度等の理解のために
病弱教育支援冊子:病気の児童生徒への特別支援教育「病気の子どもの理解のために」が作成されているとのこと。
http://forum.nise.go.jp/health-c2/htdocs/?page_id=161
パンフレット
http://forum.nise.go.jp/health-c2/htdocs/book/pamphlet.pdf
全国特別支援学校病弱教育校長会
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所

教育を必要とする病気の子どもを目の前にしている方にとって役立つように作成されているものであるとのこと。

せっかく制度が作られているにもかかわらず,利用者がなければ結局その制度は廃止されていってしまうことになるので,多くの方が制度を知りそして利用することが重要であるとのこと。

平井利明のメモ

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