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2011.01.23

卒寿の御上人

 本日は祖母の7回忌や祖父や叔父や父などを含めた亡き親族の追善供養だった。
 祖母は信仰の篤い人だったこともあり,当方のたっての願いを聞き入れてくださり,御上人にお参りをお願いすることがかなった。
 御上人は,今年で卒寿。つまり90歳を迎えるとのこと。しかし,顔艶はよく,また,矍鑠としておられとてもそのような年齢には見えない。法衣の着替え等や準備等も全て一人でされる。1時間近くのお経も,木魚を叩く音は厳しく,声にも力がある。
 仏の御陰とのことだが,今でも,毎朝5時半には起きて1時間以上の掃除をされておられるとのことなので,信仰心に基づく日常生活が,身体と精神の維持の秘訣なのだろう。
 御上人のお話は今までにも何度も伺ったことがあるが,その一つには戦争時代の話がある。私の記憶するところで述べると,戦艦大和の最後の出撃の際には同行の駆逐艦に乗っておられたとのこと。我が国の連合艦隊の最後の出撃は,世界最大の戦艦を以て,沖縄戦での起死回生を期するものではあったが,客観的状況としては制空権を米国軍に完全に掌握された下での出撃であり,生還どころか目的地への到達すらも期待することが難しい出来ない旅路だったといえる。実際,残念ながら戦艦大和は無数の米国航空機の攻撃を受け,沖縄から遙か遠い場所で撃沈されてしまっている。なお,巨大戦艦と言えども航空機の前には歯が立たないことは,実は,日本軍がかつて証明したことを考えると,戦艦大和の最後は残念すぎる結果である。
 御上人もそのような闘いへと向かったが何とか命長らえてたとのことであり,そのことがやはりその後の人生に大きな影響を与えたとのこと。
 そのような方も,90歳を迎える時となった。

平井利明のメモ

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