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2011.12.16

大名貸し

江戸時代には豪商といわれる商人が幅をきかせていた。
この者たちは,大名に大金を貸付て,そして,一定の庇護を受けて商売を発展させていたとされている。大名に貸し付けるというのは,一種のステイタスでもあったろう。

しかし,次第に大名家の経済は苦しさを増し,豪商達は,大名達から,このままでは破綻するからと懇願或いは強要されて,更に多くの貸付を行うようになった。というよりならざるを得なくなった。大名が破綻してしまうと,それまでの貸付が無駄になるのである。
その過大なる貸付は豪商の勢いをも奪う。

結局,多くの大名は経済的に破綻し,力を失った。
大名に連なっていた豪商も貸金を失いまた権益も失い一緒に没落した。

国債(要するに,国への貸付)に群がる行為は,大名貸しとどこが異なるのだろうかと,そんなことを思った。

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