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2012.07.25

平成24年04月27日最高裁判所第二小法廷判決( 諭旨退職の懲戒処分無効関連)

平成23(受)903地位確認等請求事件
平成24年04月27日最高裁判所第二小法廷判決

原審
東京高等裁判所
平成22(ネ)4377
平成23年01月26日

判示事項
従業員の欠勤が就業規則所定の懲戒事由である正当な理由のない無断欠勤に当たるとしてされた諭旨退職の懲戒処分が無効であるとされた事例

裁判要旨
従業員が,被害妄想など何らかの精神的な不調のために,実際には事実として存在しないにもかかわらず,約3年間にわたり盗撮や盗聴等を通じて自己の日常生活を子細に監視している加害者集団が職場の同僚らを通じて自己に関する情報のほのめかし等の嫌がらせを行っているとの認識を有しており,上記嫌がらせにより業務に支障が生じており上記情報が外部に漏えいされる危険もあると考えて,自分自身が上記の被害に係る問題が解決されたと判断できない限り出勤しない旨をあらかじめ使用者に伝えた上で,有給休暇を全て取得した後,約40日間にわたり欠勤を続けたなど判示の事情の下では,上記欠勤は就業規則所定の懲戒事由である正当な理由のない無断欠勤に当たるとはいえず,上記欠勤が上記の懲戒事由に当たるとしてされた諭旨退職の懲戒処分は無効である。

参照法条
労働基準法89条,労働契約法15条,労働契約法16条

http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=82225&hanreiKbn=02

判決文
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20120427135603.pdf

平井利明のメモ

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