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2013年5月

2013.05.31

金曜日のラッシュアワーのネット予約

金曜日の混み合う時間帯はネットで新幹線を予約するのは無理。
docomoの3Gも能力不足だろうし、JR東海のサーバーも脆弱なのだろう。
イライラさせられることを考えると、多少高くてもクレジットカードでチケットを購入した方が良い。

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2013.05.30

Microsoft Outlook2010でテキストメールの自動的文字列折り返しを132以上に設定

Outlook2010を起動させ
ファイル
>オプション
>メール
>メッセージ形式「指定の文字数で自動的に文字列を折り返す」
にて折り返しさせる文字数を変更できるがこの最大値は132文字(全角では66文字となる)。

この最大値はレジストリエディタを変更することによって変更が可。
但し,レジストリエディタの操作を間違うとPCが動かなくなることもあるので,その覚悟無くして安易には実施しない方が賢明

スタート
>ファイル名を指定して実行
>「regedit」と入れる
>「OK」クリック

Outlook 2010
HKEY_Current_User\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\MailSettings
この場所にある
「PlainWrapLen」を開く
(「表記」については10進数を選択した方がわかりやすい)。

ここで最大値を自分の希望する数値を入れてOKをクリック。
(1文字は半角分なので,全角の場合は例えば最大500文字で全額250文字にあたると考える)。

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2013.05.29

税務と保険

税務と保険のお勉強でした。

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2013.05.28

自己免疫疾患

時代なのでしょうかね、自己免疫疾患に関係する申し立て等が増えているように感じます。
原因が明らかでなく治療法も確立していないので難病に指定されているものが多いのですが、それにもかかわらず,何々すれば治った等を主張されるケースが少なくない。

なお,自己を守るための免疫機能が自分を攻撃するのですから、医学的にもその扱いは大変なことなのだろうと思います。
免疫というのは、自分と他者を区別する機能ともいえるそうですが、そう考えると、自分が自分をどう認識しているのかという話ともなるようですね。

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最後の1マイル

テロの被害にあったボストンマラソン。
その,ボストンマラソンの最後の1マイルをもう一度チャレンジするイベントがあったのですね。
さすがアメリカ。

ぼちぼちとではあるもののフルマラソンにチャレンジしている私としても感無量。
不屈の精神は大事。

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著作権法

著作権法のお勉強でした。

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商事関係訴訟改訂版

改訂版が出ていたので購入。
実務家として知っておくべき内容でもあり、また会社関係訴訟についてのロースクールの授業のネタにも使える(笑)
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大阪府保健医療計画

大阪府保健医療協議会委員を務めている関係で、このたび新たに策定された大阪府保健医療計画を送っていただいた。
拝読させていただきます。
なお、大阪府のホームページにおいても掲示されているとのことです。
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2013.05.27

餓死者の出る現実に思うこと

 私が大学を卒業する頃はとても景気が良くて,例えば証券会社に勤めるとボーナスとして一万円札の束が横向きでは無く縦向きに立つほどもらえるという噂もあったほどだった。公務員試験もそれなりの人数を募集していた。だから、私のような者でも就職しようと真剣に考えていたのであれば,その当時,どこかに就職が出来たのかもしれない。
 私は,そんな頃に司法試験にチャレンジしたのだから,奇特な人物だったと思う。私が司法試験にチャレンジしたときには,合格率は数パーセントであり,私自身もそれほど有能なわけでも無いことから確実に合格できるという保証があったわけでは無い。大学受験においても,まともに勉強をしてこなかったこともある。
 しかし,人生は一つしか無いのだから,どうせなら難しい道を選択しようと思った。司法試験は,日本語によるテストであり,また算術を用いるものでも無いことから何とかなるだろうという目算はあった。
 けれども,周りに法曹関係者は皆無であったことから正直なところ法曹といっても具体的に何をするのかはよくわかっていなかった。それでも,何となく,見ぬ法曹という世界は自分には向いていそうな気がしたし,他の人とはチョイと違う道に進むチャレンジがしたいという気持ちが極めて大きかった。
 そして,仮に何度チャレンジしても試験に合格しないということがあったとしても,その時代,我が国では餓死者はいないのだから何とか生き延びることは出来るのだろうと真剣に思っていた。事実,そのことも私の決意を後押しすることとなった。
 その後,幸いにも司法試験に合格して今の私があるのだが,それはある意味では偶然の世界でしか無い。ひょっとすると,そうではない道もあったかも知れない。これは今でも思う。
 そんな思いを持った者として,今の時代においても,この日本で餓死者が出るという現実はとても残念なことである。それも周囲から忘れ去られたような形で出てくることは不幸なことである。それもかなりの数があることは信じられないことである。
 もう少しの方法,方策で救える命は沢山あるのだと思う。隙間を埋める方策が講じられる社会を更に目指すことはとても大事なことである。この社会で,多くの方が安心してチャレンジができるためにも。

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Yahoo Japanの流出の可能性

Yahoo Japanの公表によれば2013年5月17日時点で,不正アクセスにより「最大2,200万件のIDが流出」した可能性があるとのこと。

困りものですね。

なお,
私が用いているアカウントについて確認したところ
Yahoo! JAPAN ID ○○○
状況の結果:対象ではありません。
IDが不正アクセスされた可能性はありません。
とのこと
しかし,これで本当に安心して良いのかどうなのか。

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2013.05.25

帝塚山音楽祭にて安川君を

テノールの安川君を聴きに。

@帝塚山音楽祭にて

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2013.05.24

楠木正成像

皇居前にある楠木正成像は外国の方に人気のようだ。
外国の方に対しては,何と紹介されているのでしょうね。

ベンチに座ってiPadminiを触っていると、外国の方にビデオ撮影されてしまった。
日本のサラリーマンは、こんな時間帯にベンチで何をしているのだろうかと思われたのでしょうか?

なお,皇居前の芝生は立ち入ってOKなのですね。
知らなかった。
風が涼しく、優しい

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2013.05.23

スイートルーム

某商社の法務関係者との飲み会。
帰阪は無理だろうと思い,泊まり。
老舗の宿ではあるが,チェックアウト時間も早く安いタイプをネットで予約(多分ここの宿では最低ランクだろう)。
しかし,今日は予約が多いようだ。
なぜかスイートへの案内となったw
こんなこともあるのですね。

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ラファエロ展

一度見ておきたかった。
確かに,大公の聖母は素晴らしい作品でした。
なお常設展も充実していますね。
クールベの波はとても好きな作品なのですがここで逢うことができるとは思っていなかった。
— 場所: 国立西洋美術館 National Museum of Western Art, Tokyo

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ギャラリーmu

イラストレーターのウマカケバクミコさん発見。

— 場所: Gallery Mu

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インターネットミュージアム

Internet Museum 美術館や博物館での展示・イベント等の検索などに重宝するね。http://www.museum.or.jp/

これからも積極的に利用してみよう。
こんな感じの,コンサート情報版はないのだろうか?

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2013.05.22

短答試験の解説が目の前に

出版社から解説分担の指示書が到着。
司法試験の短答試験の解説を書く範囲が確定した。
なお,解説を書く前には,問題を自分なりに解いてみるのだが,解くのも大変ではあるがそれなりに直感的に枝を切って正答に至る,あるいは正答近くにいたることはまあまあ出来る。
しかし,その正誤の根拠を一つ一つ探し出して具体的に示すことは,例え分担が10問であっても,楽な作業ではない。
条文上の根拠のある場合はさほどの苦労はないのだが,判例が根拠である場合はその原典をさがしてこなければならない。
大審院の明治時代等の判決だと,極めて難解なカタカナ文もやはり読まなければならない。なお,そのような作業を実際にしてみると,なぜその裁判例がそのような結論を導いている先例とされているのかかなり疑問に思うこともある。
また,受験生の便宜のために,よく利用されている教科書における掲載個所も参考に記載することになるが,そのための検索作業にも結構手間がかかる。
そんな作業を今年も引き受けるかどうかを考えたが,引き続き引き受けてしまい,今になって昨年の苦難が思い出されている次第。

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診療録(カルテ)等の刑事訴訟における証拠能力についてのメモ

医師の作成した診療録(カルテ)は,刑事訴訟法323条2号の書面の典型例とされる
医師の作成した診断書は,刑事訴訟法第321条4項が準用される(最高裁S32.7.25)
いずれも条解刑事訴訟法による。

刑事訴訟法
第321条 被告人以外の者が作成した供述書又はその者の供述を録取した書面で供述者の署名若しくは押印のあるものは、次に掲げる場合に限り、これを証拠とすることができる。
一 裁判官の面前(第157条の4第1項に規定する方法による場合を含む。)における供述を録取した書面については、その供述者が死亡、精神若しくは身体の故障、所在不明若しくは国外にいるため公判準備若しくは公判期日において供述することができないとき、又は供述者が公判準備若しくは公判期日において前の供述と異つた供述をしたとき。
二 検察官の面前における供述を録取した書面については、その供述者が死亡、精神若しくは身体の故障、所在不明若しくは国外にいるため公判準備若しくは公判期日において供述することができないとき、又は公判準備若しくは公判期日において前の供述と相反するか若しくは実質的に異つた供述をしたとき。但し、公判準備又は公判期日における供述よりも前の供述を信用すべき特別の情況の存するときに限る。
三 前二号に掲げる書面以外の書面については、供述者が死亡、精神若しくは身体の故障、所在不明又は国外にいるため公判準備又は公判期日において供述することができず、且つ、その供述が犯罪事実の存否の証明に欠くことができないものであるとき。但し、その供述が特に信用すべき情況の下にされたものであるときに限る。
2 被告人以外の者の公判準備若しくは公判期日における供述を録取した書面又は裁判所若しくは裁判官の検証の結果を記載した書面は、前項の規定にかかわらず、これを証拠とすることができる。
3 検察官、検察事務官又は司法警察職員の検証の結果を記載した書面は、その供述者が公判期日において証人として尋問を受け、その真正に作成されたものであることを供述したときは、第1項の規定にかかわらず、これを証拠とすることができる。
4 鑑定の経過及び結果を記載した書面で鑑定人の作成したものについても、前項と同様である。

第323条 前3条に掲げる書面以外の書面は、次に掲げるものに限り、これを証拠とすることができる。
一 戸籍謄本、公正証書謄本その他公務員(外国の公務員を含む。)がその職務上証明することができる事実についてその公務員の作成した書面
二 商業帳簿、航海日誌その他業務の通常の過程において作成された書面
三 前二号に掲げるものの外特に信用すべき情況の下に作成された書面

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2013.05.21

キャノンの複合機が動かず

自宅にあるキャノンの複合機にエラーコードB200が出てしまい,印刷不可。
色々とネットで調べて,手を尽くしてみたもののダメ。
ということで,印刷を前提としていた仕事の段取りの変更等を余儀なくされる。
こんなことが,突如起こってしまうのですね。

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2013.05.19

平成25年度司法試験 第4日目

5月19日(日)
集合時間9:30
試験時間10:30~13:00(2時間30分) 短答式試験(民事系科目)
試験時間14:15~15:45(1時間30分) 短答式試験(公法系科目)
試験時間16:30~18:00(1時間30分) 短答式試験(刑事系科目)

こちらをご確認ください(法務省)
http://www.moj.go.jp/content/000103345.pdf

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2013.05.18

平成25年度司法試験 第3日目

5月18日(土)
集合時間8:30
試験時間9:30~11:30(2時間) 論文式試験(刑事系科目第1問)
試験時間12:45~14:45(2時間) 論文式試験(刑事系科目第2問)

こちらをご確認ください(法務省)
http://www.moj.go.jp/content/000103345.pdf

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2013.05.17

OBとの焼き肉

ロースクールのOB二人と焼き肉へ

その後は,テンへ。

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2013.05.16

会社法改正はこの国会ではないのでしょう。

先議の予算が成立したことから,ようやく法案も動き出したようですね。
予算を先議するということは、他の案件は後回しとなるという意味でもあるのですね。

ただ,参議院選挙の関係で国会の延長はないので,やはり会社法改正などは今国会では取り上げないのでしょうね。

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平成24年の医療事件(医療訴訟)における認容(勝訴)率等(最高裁)

最高裁判所のホームページで公表されている,医療訴訟(医療事件)の原告(患者)側請求の判決における認容(=勝訴)率等は次ぎのとおり。

平成24年(速報値による)
原告側認容(勝訴)率
医療事件 22.6%
通常訴訟 84.4%(地裁民事第一審通常訴訟事件)
 但し,証人尋問が必要な事件 62.5%
 (要するに,当事者で深刻な争いのある事件)
医療事件の平均審理時間 24.5ヶ月
医療事件の判決率 37.8%
医療事件の和解率 51.3%

(参考)平成23年 
医療事件 25.4%  
通常訴訟 84.8%
 但し,証人尋問が必要な事件 62.5%
医療事件の平均審理時間 25.1ヶ月
医療事件の判決率 36.7%
医療事件の和解率 50.7%

医事関係訴訟に関する統計(平成15年~平成24年)
1.医事関係訴訟事件の処理状況及び平均審理期間
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/201305izitoukei1.pdf
2.医事関係訴訟事件の終局区分別既済件数及びその割合
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/201305izitoukei2.pdf
3.地裁民事第一審通常訴訟事件・医事関係訴訟事件の認容率
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/201305izitoukei3.pdf
4.医事関係訴訟事件(地裁)の診療科目別既済件数
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/201305izitoukei4.pdf

まだまだ,実態に較べて勝訴率は高すぎると感じる。
実感とすれば,10%以下だろう。
なお,いきなり訴訟となる案件はほとんどない。
従って,事前交渉の段階で,十分に検討が行われていることがほとんど。その検討の結果,有責と判断したものは,交渉にて解決を図ることが一般的(通常は,複数の医師及び弁護士等も交えて判断されることになる[同時的か異時的かは別として])。
そうではなく無責と判断に至ったものについて,その判断が誤っているとして裁判を提起されるわけですから。
ただし,無責との判断が誤っていることが無いとはいえず,また,有責ではあるものの損害賠償すべき範囲等について争いの生じる場合にも裁判での解決となることを考えると一定の有責判決はあるのだろうが,裁判提起された内の2割以上もそのような案件があるとは思えない。

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平成25年度司法試験 第2日目

5月16日(木)
集合時間9:00
試験時間10:00~12:00(2時間) 論文式試験(民事系科目第1問)
試験時間13:15~15:15(2時間) 論文式試験(民事系科目第2問)
試験時間16:00~18:00(2時間) 論文式試験(民事系科目第3問)

こちらをご確認ください(法務省)
http://www.moj.go.jp/content/000103345.pdf

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2013.05.15

東京クヮルテットのファイナルのコンサート

世界有数の弦楽クヮルテットの東京クヮルテットのファイナルのコンサート。
いずみホールにて。
活動年44年をもって終幕
前半はハイドンとドビュッシー。
後半はベートーヴェン。
弦楽四重奏にとってハイドンとベートーヴェンは外せない2人。

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行政書士試験

今の行政書士の試験は確かに難しくなりました。
それでも,それほど難しい試験ではありません。
だから,行政書士には,行政機関に提出する書類の作成等の権限しかありません。
なお,法務局に提出する書類は技術的にも法律的にも難しいことから,行政書士は扱うことが出来ません。
私は4回生の時に,その時国家試験となりました行政書士の試験を受けましたが,特に勉強をすることなく学部の知識で合格しました。
確か,最高裁判所の判事の数を間違った記憶がありましたが,それでも合格した試験でした。
弁護士になるための試験はそんなにヤワではありません。
数年を要し,更に,研修まで義務となっています。
その研修後の試験に合格しないと法曹資格をいただけません。

行政書士の資格を有している方で,弁護士と同じようなものであると述べているような方がおられるようですが,それは嘘です。
はっきりと言っておきます。

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ミクシィ創業者,代表取締役を退任

一つの時代の終焉ということなのでしょう。
内部の方にかつてうかがった話によると,ミクシィも創業メンバーの幾人かは上場によりそれなりの利益を得たことをもって会社を去って行かれたとのこと。
確かに,上場以来あまりぱっとせず,また強力な相手が出てきてしまって,今に至るということなのでしょう。
日本での上場は,その程度のものでしか無く,ホントの起業にはなっていないということなのかもしれません。

ミクシィ創業者 笠原氏、代表取締役を退任

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動産売買先取特権について対抗要件の具備の要否?

 売主が動産(商品)を買主に売り渡した場合に,売主は,その売掛債権(売買代金債権)について,買主の手もとにある当該動産(商品)に対して先取特権という担保物権を有する。
 これは,法律(民法)の規定に基づき当然に与えられる権利であり,当該商品の価値を支配するものであって抵当権に類する権利である。仮に,買主がその代金を支払わない場合には,売主は,買主の手もとにある動産(商品)を差し押さえて競売にかけて,その売却代金から配当を受けることができる。

民法
(先取特権の内容)
第303条 先取特権者は、この法律その他の法律の規定に従い、その債務者の財産について、他の債権者に先立って自己の債権の弁済を受ける権利を有する。
(動産の先取特権)
第311条 次に掲げる原因によって生じた債権を有する者は、債務者の特定の動産について先取特権を有する。
五.動産の売買
(動産売買の先取特権)
第321条 動産の売買の先取特権は、動産の代価及びその利息に関し、その動産について存在する。

民事執行法
(動産競売の要件)
第190条  動産を目的とする担保権の実行としての競売(以下「動産競売」という。)は、次に掲げる場合に限り、開始する。
一 債権者が執行官に対し当該動産を提出した場合
二 債権者が執行官に対し当該動産の占有者が差押えを承諾することを証する文書を提出した場合
三 債権者が執行官に対し次項の許可の決定書の謄本を提出し、かつ、第192条において準用する第123条第2項の規定による捜索に先立つて又はこれと同時に当該許可の決定が債務者に送達された場合
2 執行裁判所は、担保権の存在を証する文書を提出した債権者の申立てがあつたときは、当該担保権についての動産競売の開始を許可することができる。ただし、当該動産が第123条第2項に規定する場所又は容器にない場合は、この限りでない。
3 前項の許可の決定は、債務者に送達しなければならない。
4 第2項の申立てについての裁判に対しては、執行抗告をすることができる。

 しかし,買主が,その動産(商品)を第三者に対して転売して引き渡してしまうと,売主はその動産(商品)に対して先取特権を行使できなくなる。

民法
(先取特権と第三取得者)
第333条 先取特権は、債務者がその目的である動産をその第三取得者に引き渡した後は、その動産について行使することができない。

 ところで,売主は,第三者の手に渡った動産(商品)に対して先取特権を行使することが出来なくなるものの,買主は転売により第三者(転売先・第三債務者)に対して,転売売掛金(転売売掛債権)を有するところ,この転売売掛金は商品の価値が別の形として生じたものと言えることから,売主は,買主が転売先(第三債務者)に対して有する転売売掛金に対して先取特権の効果の及ぶことを主張することが出来ると考えられている(物上代位)。但し,売主がその権利を行使するためには,当該転売売掛金を差押えする必要がある。

(物上代位)
第304条 先取特権は、その目的物の売却、賃貸、滅失又は損傷によって債務者が受けるべき金銭その他の物に対しても、行使することができる。ただし、先取特権者は、その払渡し又は引渡しの前に差押えをしなければならない。
2 債務者が先取特権の目的物につき設定した物権の対価についても、前項と同様とする。

 なお,先取特権の行使は,物上代位の場合も含めて,(法定)担保権の行使であることから,買主が倒産して破産管財人が選任されたような場合においても,当該破産管財人に対しても主張できるものと考えられている。

例えば,破産法
第2条
九 この法律において「別除権」とは、破産手続開始の時において破産財団に属する財産につき特別の先取特権、質権又は抵当権を有する者がこれらの権利の目的である財産について第65第1項の規定により行使することができる権利をいう。
(別除権)
第65条 別除権は、破産手続によらないで、行使することができる。
2 担保権(特別の先取特権、質権又は抵当権をいう。以下この項において同じ。)の目的である財産が破産管財人による任意売却その他の事由により破産財団に属しないこととなった場合において当該担保権がなお存続するときにおける当該担保権を有する者も、その目的である財産について別除権を有する。

 なお,差し押さえた債権については,添付命令を受けて自己の債権にするかあるいは取り立てて権に基づいて,売主は転売先(第三債務者)から直接その支払を受けることになる。

民事執行法
 (差押債権者の金銭債権の取立て)
第155条 金銭債権を差し押さえた債権者は、債務者に対して差押命令が送達された日から一週間を経過したときは、その債権を取り立てることができる。ただし、差押債権者の債権及び執行費用の額を超えて支払を受けることができない。
2 差押債権者が第三債務者から支払を受けたときは、その債権及び執行費用は、支払を受けた額の限度で、弁済されたものとみなす。
3 差押債権者は、前項の支払を受けたときは、直ちに、その旨を執行裁判所に届け出なければならない。
(転付命令)
第159条 執行裁判所は、差押債権者の申立てにより、支払に代えて券面額で差し押さえられた金銭債権を差押債権者に転付する命令(以下「転付命令」という。)を発することができる。
2 転付命令は、債務者及び第三債務者に送達しなければならない。
3 転付命令が第三債務者に送達される時までに、転付命令に係る金銭債権について、他の債権者が差押え、仮差押えの執行又は配当要求をしたときは、転付命令は、その効力を生じない。
4 第一項の申立てについての決定に対しては、執行抗告をすることができる。
5 転付命令は、確定しなければその効力を生じない。
6 転付命令が発せられた後に第39条第1項第七号又は第八号に掲げる文書を提出したことを理由として執行抗告がされたときは、抗告裁判所は、他の理由により転付命令を取り消す場合を除き、執行抗告についての裁判を留保しなければならない。 

 よって,売主にとっては,債権回収のためのかなり強力な手段をいえる。ただし,その権利行使は容易でない場合がほとんどで,そのためかなりのノウハウ等も必要となる。
 幸い,当事務所は,商社法務にも携わっている関係から,この手続きが世間にそれほど知られる以前からその手続きを行っており(30年近くになるのでしょうか?),相当数の申立を行っている。
 私が弁護士になりたての頃は,東京地裁でもほとんど例が無いこともあり,私が大阪から東京地裁に駆け込んで,何とかお願いして即日発令ということもあった。今では到底考えられないことである。

 ところで,この度,動産売買の先取特権物上代位の行使により,買主が第三債務者に対する転売代金債権を差し押さえたところ,ある方から,取り下げの要請があった。そのようなことはかつて経験したことが無かったことから面食らってしまった。
 その根拠を尋ねると,先取特権物上代位の行使の前提となる,先取特権について対抗要件を具備していないということが根拠のようであった。そのような理屈も聞いたことが無かったので,戸惑ってしまった。しかし,当方としては,規定通り取立を行う旨を伝えると,返金のための訴訟を提起するとのことであった。
 よって,ことは重大であり,仮にそうであるならば実務に対する影響が非常に大きいことであることから自分なりに再度考えてみることとした。
 
 担保物権の教科書には動産売買の先取特権について対抗要件具備を求めるものはみあたらず,反対に対抗要件の具備は不要と書かれている。
 法定担保物権である先取特権が認められる理由や,不動産関連の先取特権については登記が(対抗要件ではなく)「効力要件」とされていて,先取特権の登記さえすれば,(先行する)登記された抵当権よりも優先するとされている(民法339条)。また,民法の333条及び304条の規定の趣旨。
 本件のような事実関係等については,従来から最高裁判所判例を含めて多くの裁判例が存在するところ(その多くは倒産事案において民法304条に関連するものである),それらにおいて,債権者(売主)に対抗要件(売主による占有)を求めたものはないと考えられる。
 因みに,最高裁判所平成17年2月22日判決は,「民法304条1項ただし書は,先取特権者が物上代位権を行使するには払渡し又は引渡しの前に差押えをすることを要する旨を規定しているところ,この規定は,抵当権とは異なり公示方法が存在しない動産売買の先取特権については,物上代位の目的債権の譲受人等の第三者の利益を保護する趣旨を含むものというべきである。」と判示していますが,これは,動産売買先取特権については対抗要件具備が不要であることが前提と考えられる。
 
  やはりこのようなことを考えると,動産売買先取特権について対抗要件を求める考えは誤っていると考えて,その旨を通知したところ,相手方は対抗要件を要求する考え方を撤回したようで,第三債務者に対して差押え債権者である当方への支払を指示したとのことであった。
 
 

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平成25年度司法試験 第1日目

5月15日(水)
集合時刻8:30
試験時間9:30~12:30(3時間) 論文式試験(選択科目)
試験時間13:45~15:45(2時間) 論文式試験(公法系科目第1問)
試験時間16:30~18:30(2時間) 論文式試験(公法系科目第2問)

こちらをご確認ください(法務省)
http://www.moj.go.jp/content/000103345.pdf

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2013.05.14

東京にて

今宵は、昔からお友達の商事法務の方と飲み。
その後、予定通りに大阪帰りの新幹線に無事に乗車。

久しぶりのいろいろと面白い機会となりました。

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ジャパンレールパス

外国人の方が沢山乗車。
成田にて入国した後、新幹線を使っての来阪のようだ。東京も楽しんできたのだろう。
胸ポケットにはジャパンレールパスと書かれたチケットあり。
どの範囲の交通機関が使えるのでしょうね。

なお,司法研修所の司法修習生時代の一人でのヨーロッパ旅行中にはユーレールパスのお世話になったことを思い出す。便利だった。懐かしや

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2013.05.12

5月の第2日曜日

毎年のことにはなるが、母の日というと、私たちの時代の司法試験の最初の関門である短答式試験の日を思い出す。
司法試験は今思い出しても大変な試験だった。
試験帰りにはカーネーションを買って帰ることがあった。
そんなことを思い出して、実家に顔出しに。
なお今週は、今年の司法試験が4日にわたって実施される。皆の検討を祈るばかり。

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ウマカケバクミコのウマクカケバ、ウマクイク展2013

ウマカケバクミコのウマクカケバ、ウマクイク展2013へ — 場所: スペースR

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太陽の中心で生まれた光はいつ地球に

光つまり光子は秒速約30万kmもあり、太陽で発せられた光は地球まで約8分ほどで到達する。ところで太陽はその内部で核融合を行いその際に光を発することになるのですが 、太陽の内部で生まれた光子は、太陽の内部にある物質(水素やヘリウムなどでしょう)の原子や電子と衝突を繰り返えして拡散が生じる、つまりブラウン運動(懐かしい言葉)が生じるとのこと。
計算によると1つの光子が太陽の中心から表面に到達するまでの平均時間は約5,000年にもなるとのこと。
よって,今地球にてあびている太陽の光は、実はかなり前のものである可能性があるのですね。
なお,太陽は核融合を起こす際に膨大なエネルギーを生み出しているのですが、それは質量をエネルギーに変換しているということでもあり太陽は核融合に伴い毎秒約42億kgずつ軽くなっているそうですね。(他にも太陽風の放出もあり、それを合わせると毎秒50億 kg以上軽くなっているとのこと)

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買って当たるのか?

買わなきゃ当たらないとされているサッカーくじの1種であるBIG。
その1等の当選確率の理論値はおよそ480万分の1のようですね。
買ってもほとんどあたりませんね。
当たらないからこそキャリーオーバーが発生しているというなのでしょう。
しかし,買わなかったらその当選確率は確かにゼロではある。

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2013.05.11

暗黒物質

宇宙は現在も加速度的に膨張を続けているということが確認されているようですが、そのエネルギー供給源はわかっていないようですね。試算によると現在の宇宙の総エネルギーの内訳は、私たちも知っているような 普通の物質が4.6%、実態が不明な物質これは暗黒物質と呼ばれてるようですがそれが33%、そして実態が不明なエネルギーつまり 暗黒エネルギーが72%と理解されているようですね。
要するに、わかっていないことのほうが圧倒的に多いようですね。
なお暗黒物質は実態不明ですが理論的な計算によると毎秒数百億個もの粒子が人体を貫いているはずとのこと。

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身体が温まるということ

熱エネルギーと言うのは微視的に見れば分子の運動エネルギーとみなせます。
熱い、暖かいというのはどういうことかというと暖かい部屋に入ってくると部屋の中の空気の粒(分子)が外の空気に比べて激しくびゅんびゅん飛んでいるんだということです。それが肌にあたるので、じわじわと暖かくなる。速く動いている空気の粒粒の運動エネルギーをもらって自分の体を作っているつぶつぶが速く動くようになる。
これが体が温まるということです。

別冊ニュートンより

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2013.05.09

株式会社の役員の責任と株主共通の利益

株式会社の役員の責務(任務)等を論じるときによく出てくるのは「株主共通の利益」という言葉。しかし,殆どの場合に債権者の利益という言葉が出てこない。
そのことはよくわかるのだが,会社法429条の責任において「直接損害」を考察する場合において,任務懈怠を検討する際には,株主共通の利益だけでは任務懈怠性を説明することはなかなか難しい場合がある。
株式会社の役員が誰のどのような利益を考えて,任務に励むべきであるのかは,必ずしも単純明快に理解できるものでは無いですね。

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2013.05.08

ひととき

会議のあと、後輩を拉致して、祇園の店に。
ロー生に対する厳しい指導について話し合うはずが(?w)
2時までには家に着くだろう。

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動産売買の先取特権と対抗要件についての結末

早々に,破産管財人に対して対抗要件不要論を種々の根拠を示したのだが,その後,音沙汰無し。
どうなっているのだろうかと思ってはいた。
しかし,先取特権に対抗要件が必要との(某破産管財人)見解はやはり撤回されたようだ。
破産管財人から,第三債務者に対して,差押え債権者(当職の依頼者)に対して支払う旨の指示が出されていて,支払に至るとのことなので。
さすがに,先取特権に対抗要件を要求する見解は,探しても見つからないですからね。
安堵。 

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中小企業における個人保証等の在り方研究会報告書(金融庁)

中小企業における個人保証等の在り方研究会報告書
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/kojinhosho/2013/130424houkokusyo.pdf

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2013.05.07

平成23年02月24日東京地方裁判所民事第14部判決(医療事件・請求棄却)

平成18(ワ)21831損害賠償請求事件
平成23年02月24日東京地方裁判所民事第14部判決

請求棄却

http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=83230&hanreiKbn=04

判決文
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130502104119.pdf

判決文より

事案の概要
本件は,風邪を引いた後に歩行困難などが生じたと訴えて被告の開設する病院を受診した患者(当時66歳の女性)が,肺炎及びギラン・バレー症候群の疑いで上記病院に入院し,経口気管挿管による人工呼吸管理をされていたところ,その入院中に徐々に酸素飽和度が低下し始め,担当医師が蘇生措置を行ったものの,間もなく死亡したことについて,患者の子である原告らが,上記病院の担当医師には,主位的に,食道挿管を疑って,患者の換気手段を人工呼吸器による換気からアンビューバッグによる用手換気に変更しなかった過失があり,予備的には,仮に食道挿管を疑えないとしても,患者の呼吸状態を改善するために患者の換気手段を人工呼吸器による換気からアンビューバッグによる用手換気に変更しなかった過失があり,その結果,患者の酸素飽和度が低下し続けて窒息により死亡するに至ったなどと主張して,被告に対し,診療契約の債務不履行又は不法行為(使用者責任)に基づき,慰謝料等の損害金及びこれに対する患者の死亡日からの民法所定の割合による遅延損害金の支払を求めた事案

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2013.05.06

実行の着手と実行行為概念

刑法の松宮先生が院の食堂で議論されているところに入って、実行の着手や共犯性等についてのお話をうかがう。
刑法上,実行行為という概念は明示されていないとのこと。実行行為の概念を用いること無く,実行の着手や共犯を論じる等々。
いずれの分野でも、基本的な部分における理論的な話は興味深し。

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ゴールデンウイークも終了

先週に引き続き,今日(月曜日)も授業日であるため,私のゴールデンウイークは既に終了してしまっている。
院生から金曜日の午後6時までに提出されたレポート等にも目を通し,レジュメ等も完了させ,そしてその次の課題等も作成して,準備は完了。
準備をしている時に気づいたこと。それは財布の中には千円札が2枚しか無いということ。

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2013.05.04

ジョグ

ジョグ6km、6分/km。
焦らずあせらずまあ徐々に

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iPhoneの電源が入らなくなったら

iPhone上部にある電源ボタンと
ディスプレイの下に付いているホームボタンを
同時に押して15秒ほど待ってみる。
それによって回復することあり
とのこと。

今日は,
いきなりiPhoneが終了してしまい,そのまま起動せず。
電源ボタンを何度押しても,長押ししても反応せず。
電源コードを繋いでもダメ,パソコンに繋いでもウンともスンとも言わず。
いままでiPhoneを過酷に使っているので,ご臨終かと心配。
次期製品がまもなく出るだろうというこの時期に,買い換えすることは全く気が進まない。
かといって,iPhoneがなければ,日常生活はとても大きな影響を受けてしまうので,買い替えざるを得ないのか?と思っていたのだが,とりあえずネットで対処法を検索してみたところ,ヒットしたのが上記の方法。

試してみると回復しました。
ありがたや。
助かりました。

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2013.05.01

帰宅ジョグ

約7ヶ月ぶりの帰宅ジョグ。
ゆるりゆるりと,タイムはともかくとして,無事に家について安堵。

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