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2013.05.27

餓死者の出る現実に思うこと

 私が大学を卒業する頃はとても景気が良くて,例えば証券会社に勤めるとボーナスとして一万円札の束が横向きでは無く縦向きに立つほどもらえるという噂もあったほどだった。公務員試験もそれなりの人数を募集していた。だから、私のような者でも就職しようと真剣に考えていたのであれば,その当時,どこかに就職が出来たのかもしれない。
 私は,そんな頃に司法試験にチャレンジしたのだから,奇特な人物だったと思う。私が司法試験にチャレンジしたときには,合格率は数パーセントであり,私自身もそれほど有能なわけでも無いことから確実に合格できるという保証があったわけでは無い。大学受験においても,まともに勉強をしてこなかったこともある。
 しかし,人生は一つしか無いのだから,どうせなら難しい道を選択しようと思った。司法試験は,日本語によるテストであり,また算術を用いるものでも無いことから何とかなるだろうという目算はあった。
 けれども,周りに法曹関係者は皆無であったことから正直なところ法曹といっても具体的に何をするのかはよくわかっていなかった。それでも,何となく,見ぬ法曹という世界は自分には向いていそうな気がしたし,他の人とはチョイと違う道に進むチャレンジがしたいという気持ちが極めて大きかった。
 そして,仮に何度チャレンジしても試験に合格しないということがあったとしても,その時代,我が国では餓死者はいないのだから何とか生き延びることは出来るのだろうと真剣に思っていた。事実,そのことも私の決意を後押しすることとなった。
 その後,幸いにも司法試験に合格して今の私があるのだが,それはある意味では偶然の世界でしか無い。ひょっとすると,そうではない道もあったかも知れない。これは今でも思う。
 そんな思いを持った者として,今の時代においても,この日本で餓死者が出るという現実はとても残念なことである。それも周囲から忘れ去られたような形で出てくることは不幸なことである。それもかなりの数があることは信じられないことである。
 もう少しの方法,方策で救える命は沢山あるのだと思う。隙間を埋める方策が講じられる社会を更に目指すことはとても大事なことである。この社会で,多くの方が安心してチャレンジができるためにも。

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