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2013.09.26

ブルーストッキングの女たち@劇団五期会

1381544089917.jpg 劇団五期会第66回公演『ブルーストッキングの女たち』の初日を観てきた。
作/宮本 研 演出/金子順子(コズミックシアター)
昨夜は,滋賀県にて打合せの予定だったのだが,それが日程変更となったことから時間が空いたということで,急遽,前日に予約。

舞台は大正時代。
登場人物は,婦人解放運動を展開した「青鞜社」の面々,そしてアナーキストの大杉栄そして彼と関係のあった女性達となる。
実話をベースとして脚色を加えたものであり,その時代に生きた人々そして社会の変革を考えた人達の男女模様,人間模様が見事にうつし出されていて,非常に面白い作品だった。
だが,興味深い舞台も,悲しいかな,終盤には甘粕事件を迎える。
甘粕事件は,たまたま表に出て,憲兵による事件として世間で騒がれることになったのだが,今議論されている国家による秘密保護の推進は,このような事件が世に出ることを封じてしまう道に繋がるともいえる。そんな思いをもって,観ると,言論の自由や行動の自由の重要性に気がつくことにもなる。
3時間ある舞台もあっという間に過ぎてしまった。
演じる人達も百戦錬磨のプロフェッショナル感に溢れ,作品の良さを引き立たせていた。
内山絢貴さんも,他の力のある役者達に一歩も引けをとるどころか凄みのある演技で舞台を引き立たせる存在であった。彼女は,神近市子役を演じている。大杉は,神近他2人の女性を交えた4角関係を築く時代があったとのことだが,神近はその関係に耐えきれずに大杉に対する殺人未遂事件を引き起こす。(なお神近は後に衆議院議員を務めている)。そんな女性を見事に演じていた。
そのような個性の極めて突出した人物達が登場しまた力のある役者達が演じる舞台であるから,それこそ興味深いものであることは,当然なのかも知れない。
そんな出来を思いながらも,登場人物や役者を一つの作品としてまとめ上げてしまう作家(宮本研)の力量は計り知れないものを感じさせる。
登場人物等の主張がはっきりとしているので,その強烈さに嫌悪感を示す人もあるだろうが,それも一つの体験なのだろう。

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