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2015.04.15

医療事故調査報告書に用いる表現

「事業用自動車事故調査委員会」というものが発足していて

http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000171.html

その「事業用自動車事故調査委員会」が,2件の交通事故について,事故調査報告書を公表したことが報じられています。


公表されている報告書はこちらで見ることが出来ます。

http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/jikochousa/report1.html


ところで

これらの報告書においては,

「本報告書に用いる分析・検討結果を表す用語の取扱いについて」

として,次のように記されています。

① 断定できる場合 

  ・・・「認められる」

② 断定できないが、ほぼ間違いない場合

  ・・・「推定される」

③ 可能性が高い場合

  ・・・「考えられる」

④ 可能性がある場合

  ・・・「可能性が考えられる」

医療界においても,この10月から事故調査報告書の作成が義務づけられますが,作成の際の表現をどのようにするかは,難しいところです。

よって,このような表現についてのルールを定める必要性も考えられます。

参考までに述べますと,

産科医療補償制度においては原因分析報告書に用いる表現にルールが定められています。

産科医療補償制度 見直しに係る中間報告書

平成25年6月10日

「原因分析のあり方」の中の「医学的評価の表現」には,次のように記されています(但し,その後改訂されている可能性があります)。

http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/other/pdf/tyukanhokokusyo.pdf

医療水準について高いものから低いものについて,順次,次のようなランク分けとしての「表現・語句」を用いるとされています。

・優れている

・適確である

・医学的妥当性がある

・一般的である

・基準内である

・選択肢のひとつである

・選択肢としてありうる

・医学的妥当性は不明である(エビデンスがない)

・医学的妥当性には賛否両論がある

・選択されることは少ない

・一般的ではない

・基準から逸脱している

・医学的妥当性がない

・劣っている低い

・誤っている

「原因分析報告書作成マニュアル」(平成24年6月22日版)

正直なところ,医療についての素人としての感覚として,違いがよくわかりません。

また,そのランク付けが適切であるか否かもわかりません。

いずれにしても,院内事故調査で準拠するには適切では無いのかもしれません。

かといって,他に適切な表現があるのだろうか?という問題となりますが,比較として言うならば,「事業用自動車事故調査委員会」が示しているランク分けの方が,医学の素人にも馴染みやすいのかも知れません。

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